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浄化槽をご使用されている皆様へ

知っておくべき法的義務と役割
音声解説

浄化槽とは?

浄化槽とは、トイレの水(し尿)や台所・お風呂などの生活排水を、微生物の力できれいにして川や側溝へ流すための小型の排水処理装置です。

家浄化槽川
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生活排水をそのまま流すと、汚れによって微生物が異常繁殖し、水中の酸素が奪われて魚が死ぬなど、生態系が崩壊してしまいます。浄化槽は、汚れを適切に処理し、美しい水環境を守る役割を担っています。

​そのため浄化槽を使用されている方(管理者)は、浄化槽が正常に機能するために日常の点検清掃を正しく行い、適切に維持管理されているか検査でチェックしてもらう必要があります。

浄化槽の概要

浄化槽とは、主に下水道が整備されていない地域において、一般家庭や事業所から排出される「し尿」と「雑排水」(生活排水)を、槽内に生息する微生物の力を利用して浄化し、公共用水域(河川や側溝など)に放流するための重要な設備です。

水環境の保全

浄化槽の最大の役割は、水質汚濁の原因である生活排水を適切に処理し、地域の水環境と公衆衛生を保全することです。特に、し尿と雑排水の両方を処理できる「合併処理浄化槽」は、環境保全の観点から普及が推進されています。

浄化槽管理者とは?

浄化槽を設置(所有)されているご家庭は、法律によってその浄化槽の管理に責任を持つ「浄化槽管理者」となります。

管理者と法的責任

●誰が管理者になるのか?

 浄化槽を所有・使用している方が管理者です。

●管理者の役割と法的責任

 浄化槽法に基づき、浄化槽が正常に機能し、きれいな水を放流し続けるよう、適切な維持管理を行う義務があります。

 ※「3つの義務」、記録の保存や各種行政手続きなど

浄化槽管理者の3大義務

浄化槽法は、浄化槽の機能を維持し水質を保全するため、管理者に3つの重要な義務を課しています。

保守点検

浄化槽の定期的な点検(調整や修理等)です。機器の動作確認、消毒剤の補充、水質調整などを行います。

保守点検

頻度:4ヶ月に1回以上

※浄化槽の人槽や処理方式による

​実施業者:​

埼玉県登録(さいたま市、川越市、川口市)の保守点検業者

清掃

槽内に溜まった汚泥やスカムを引き抜き、機器を洗浄します。汚泥が溜まりすぎると機能が低下し水質が悪化します。

清掃

実施業者:

市町村許可の浄化槽清掃業者

頻度:毎年1回以上

​※全ばっ気方式はおおむね6カ月に1回以上

法定検査

保守点検・清掃とは別に、指定検査機関が維持管理状況や浄化槽が正常に機能しているか、水質(BOD分析)に異常がないかを確認する検査です。

実施機関:

都道府県知事指定の検査機関

頻度:年1回

記録の保存について

記録保存義務 (規則第5条・第8項)

点検・清掃記録

3年保存

「保守点検記録」と「清掃記録」は、業者から交付された日から3年間保存しなければなりません。
これらの記録は、浄化槽が適正に管理されているかを示す重要な証拠であり、法定検査の際に検査員に提示する必要があります。

three fundamental duties

法定検査の詳細

「設置後の水質に関する検査」と「定期検査」の2つの検査があり、知事が指定した検査機関が実施します。
【​7条検査済証】
7条検査済証

・浄化槽を使い始めてから行う最初の検査です。

・設置工事や浄化槽の初期機能が適切であるかを確認するための、 最初の重要な検査です。​​​

②定期検査(浄化槽法第11条)

【​11条検査済証】
11条検査済証

・7条検査後、毎年1回、定期的に受検します。

・日頃の保守点検や清掃が適切に実施され、浄化槽の機能が正常に維持されているかを確認するための、継続的な検査です。

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浄化槽を使用するにあたり

浄化槽は「微生物の働き」で水をきれいにしています。

日常の「正しい使い方」が、微生物を守り、浄化槽の機能を保ちます。

微生物を守るため、流してはいけないもの

強洗剤NG

殺虫剤、強力な薬剤

浄化槽の命である微生物が死滅し、浄化機能が停止してしまいます。

油NG
紙おむつNG
生ごみNG

天ぷら油などの油脂類

配管や槽内で固まり、詰まりや悪臭の重大な原因となります。

紙おむつ、衛生用品

水に溶けないため、詰まりの原因となり、ポンプなどの機器故障につながります。

食べ残しや生ごみ

浄化槽の処理能力を超え、汚泥が通常より早く過剰に増加してしまいます。​​​​

日常の正しい使い方(日頃の心がけ

・適正な量の水を使用し、一度に大量の水を流さない。

洗剤は分解性の高いものを適量だけ使用する。

浄化槽のブロワ(送風機)の電源は絶対に切らない。

マンホールの上には物を置かず(容易に動かせないもの)、蓋は必ず閉めておく。

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